Dev Containers
Development containers
アプリケーション開発環境として用いられるコンテナの仕様。その仕様を満たしたコンテナはDev Containerという。
正式名称は「Development Containers」で、日本語では開発コンテナーとも言われる。
コンテナ技術をアプリケーション開発環境の一部として使う場合、開発途中のアプリケーションをコンテナ上で実行およびテスト(し、その際に作成したコンテナイメージをそのまま実際に利用)するという使い方が多かった。
この場合、コンパイラ等の開発環境はローカル環境にあり、コンテナ環境にはアプリケーションとその実行環境だけがある状態になる。
しかし、Dev Containersを使って開発する場合は、Dev Container(開発コンテナー)と呼ばれる一つのコンテナに、コンパイラ等の開発環境を含めた開発に必要な一切をインストールし、そのコンテナにVS Code等のDev Containers対応エディタを接続することで開発を行う。
アプリケーション開発者がDev Containersを用いるために必要な準備は以下の通り。
コンテナ実行環境を用意すること。
Dev Containers対応エディタを用意すること。
Dev Containerにインストールするべきものを説明するためのDev Container Metadata(.devcontainer/devcontainer.json)を作成してリポジトリに配置すること。
この準備ができている環境であれば、Dev Containers対応エディタでDev Containerを作成したり、作成したDev Containerに接続して開発作業を行ったりすることができる。